少し前に「東大合格生のノートはかならず美しい」という本が話題になりました。しかし東大生のノートは本当にそんなにキレイなのか?そして東大生の勉強法をマネするだけで偏差値が同じようにUPするものなのか?元塾講師の視点で書いていきたいと思います。

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東大生のノートは本当に美しい?

東大生のノートは必ず美しいとは限らない

当たりまえですが、「東大合格生のノートはかならず美しい」訳ではありません。

塾講師時代に色んな生徒のノートを見てきましたが、ノートのキレイさと偏差値は必ずしも比例するものではありませんでした。

やっぱり話題性のあるタイトルじゃないと、みなさん興味を持ちませんから、こんな風にちょっとインパクトのある表現になったんでしょうね。

東大生のノートは本当に美しい?

「じゃあ京大生はどうなんだ?」とか「東大生でも汚いノートの人はいる」という話をしても意味がありません。

今回はそもそも他人の勉強法をマネした所で本当に成績がUPするのか、という視点で考えてみたいと思います。

勉強法のマネだけで偏差値は上がるのか?

「学ぶ」=「真似る」

よく塾でも『「学ぶ(まなぶ)」=「まねぶ」であり、実は「真似る(まねる)」の語源も同じ「まねぶ」である。

勉強の基本は「真似る」事だ!』なんて話をしていました。

確かに数学の方程式の問題なんて、全く予備知識がない状態であれば、最初から自分で解ける訳がないんですから、例題を見て覚えて、マネするしかありません。

英作文だって、まずは例文を覚えてマネをするのが基本です。

このように「勉強する事=マネする事」というのは分かるのですが、「成績がいい人の勉強法のマネ=偏差値が上がる」というのはちょっと違うような気がするんですよね。

ベストな勉強法は人によって異なる

色んな生徒を見てきましたが、勉強法も十人十色といった感じで人それぞれでした。ですので、自分に最適な方法を見つけて行けばそれでいいと思います。

たとえば英単語は「紙に書いた方が覚えられる」という子もいれば、「じっと目で見た方が覚えられる」という生徒もいました。

結果的により多くの英単語が覚えられればそれで言い訳ですからね。

あくまでも勉強法は目的(志望校に合格する)を達成するための手段でしかありません。

しかし中には手段が目的になってしまっている生徒もいます。

つまり例えると成績をアップさせるために、ノートを分かりやすく取るのはいいのですが、いつの間にかノートを取る事に集中し過ぎて、肝心の目的を忘れてしまっている状態ですね。

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そもそも頭の良い人は他人の勉強法をマネしていない

私は塾講師時代に高校生を担当していましたが、振り返ってみると、成績があまり良くない生徒に限って、「先生、英単語が覚えられないんだけど、どうやって勉強すればいい?」とか「この参考書買ってみたけど、どう思う?」など何度も質問に来ていました。しょっちゅう参考書を買い替えている子も多かったですね。

一方で難関大学を受けるような子は、受験までの勉強スケジュールも自分で組み立てていましたし、勉強方法自体について聞いてくる生徒なんていませんでした。

自分自身の弱点や自分に合った勉強法をきちんと理解した上で、しっかりこなしている感じでした。

ちなみに、高学歴タレントで有名な「ホリエモン」「菊川怜さん」「ロザン宇治原さん」辺りの勉強法を調べてみると、それぞれかなり違っていますし、やっぱり自己分析がきちんと出来てるんだなあ…と言う感じでした。

たとえばロザンの宇治原さんは、「自分で問題を作って解く」という勉強法を実践していたようですが、これはかなり向き不向きがあると思います。私も塾講師をしていた頃は沢山問題を作りましたし、確かに一度自分で作成した問題って中々忘れません。しかし問題を作るのってそれなりに時間と労力が必要ですからね…。

先ほども書いたように、目的と手段を間違えては本末転倒です。

もちろん、他人の勉強法を参考にする事は決して悪い事でありません。しかし勉強法にこだわって時間を取ってしまうよりも、単純に勉強時間を増やした方が良いと思います。

小学生や中学生位までなら、自分に合った勉強法が分からないというのも仕方ないかもしれませんが、高校生になる頃位までには自分なりの勉強方法を確立させておく事をおススメします。

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