連日メディアで取り上げられている「豊洲市場問題」。百条委員会を開いて、土地購入の経緯などについて徹底追及がなされていますが、移転が遅れる事で業者への補償など損害も膨らみ続けている状態です。しかしやはり気になるのは「豊洲市場の土壌汚染問題ではないでしょうか。原因は一体?そして最終調査でなぜ有害物質の数値が一気に上昇したのか?その辺りについて調べてみる事にしました!

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豊洲市場・土壌汚染の原因は?

豊洲はガスの製造工場跡地だから

豊洲市場の土壌汚染の大きな原因はすでに皆さんもご存知かと思いますが、

東京ガスの跡地であり、「元々ガスの製造工場があった場所」だからです。

石炭から都市ガスを製造する際に出た有害物質によって、土壌や地下水が汚染されていたとの事。

そもそも小池都知事になってから、各メディアで「豊洲市場問題」が大きく取り上げられるようになったため、それまでは誰も大して気には留めていなかった気がするのですが、実は築地市場の移転先として「豊洲」が選ばれたのは、2001年、今から16年も前の話になります。

2001年の重大ニュースと言えば、

  • アメリカではジョージブッシュが大統領に就任
  • 小泉純一郎首相内閣がスタート
  • 狂牛病発生
  • アメリカ同時多発テロ事件(9.11テロ事件)
  • 雅子様ご出産

などなど。築地市場移転って大きな話題にはいませんでしたよね?(それとも私がその頃政治に疎かっただけ?)

でも、化学や建築の知識の全くない一般人なら、「築地市場をガス工場の跡地に移転」って耳にしただけで、「生鮮食品を取り扱うのにそんな場所で本当に大丈夫なの(ノ゚ο゚)ノ?」って不安に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

まあ土壌汚染対策をしっかりするって事でその時は問題なかったのでしょうね…。

それに東京都内で広大な土地があって、アクセスも良くてなんて場所はかなり限られていますから、完璧な土地を見つける方が難しいような気もしますし。

土壌汚染対策が行われていたのでは?

もちろん、東京都だって土壌汚染されたままの土地をそのまま使用って事はなく、きちんと対策が施される予定になっていました。

つまり汚染された土をキレイな土と入れ替えて、更にその上にキレイな土を盛る「盛り土」です。

豊洲市場・土壌汚染の原因は?

しかし一部この「盛り土」がされていない場所があるという事実が発覚Σ(・ω・|l|)!

それによって豊洲土壌汚染問題として一気に注目される事になってしまったんですね…。

ちなみに盛り土が施されていない代わりに、そこには鉄筋コンクリートの空間が作られており、それでも土壌汚染対策としては充分との事でしたが、「盛り土をしていないのに、予算はそのまま計上」「大した話し合いもせずに、いつの間にか盛り土→鉄筋コンクリートに変更」など疑惑の内容がどんどん出てきて、

「土壌汚染対策は本当に大丈夫なのか?」と過剰に不安を煽られる状態になってしまっています。

色々調べてみましたが、「鉄筋コンクリートで蓋をしてしまえば充分安全」だという専門家の意見も多くみられました。

それに地下水で直接魚を洗ったり、料理に使用したりする訳でもありませんから、実際は私たち消費者への影響なんてほぼゼロに近いのかもしれません。

とはいえ、残念ながらやっぱり一度そういうマイナスイメージの報道がされてしまうと、どうしてもそれを完全に払拭するのは難しいような気もします。

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最終調査でなぜ有害物質の数値が上昇?

1~7回目の調査では基準内だった

ちなみに土壌汚染の安全性については2014年から2年間に渡って調査が行われています。

しかし有害物質の数値が8回目では基準値を若干上回り、

9回目の最終調査ではなんと環境基準79倍のベンゼンを検出、シアン、ヒ素も基準値越え!

更に10回目の再調査を行うと、今度は環境基準100倍のベンゼンを検出…。

これまた素人の考えですが、この数字を聞くだけだと「1~7回目まで基準値ないだったのに、小池さんが都知事になってから数値が上がるっておかしいよね?まさか数値の改ざんまでしてた?」と疑いたくもなります。

急に数値が上がった原因は?

そこでなぜ急にこんなにも数値が上がったのかついて調べてみると、

  1. 9・10回目は1~8回目とは異なる方法で計測したので数値が大幅に変化した
  2. 8回目までは地下水管理システムが稼働していない状態だった。9回目の調査の頃から、本格稼働し始めたので、土壌汚染の状況が変化した

この2つが原因として考えられるようでした。

まず①の計測方法の変更ですが、

1~8回目はパージ(一度井戸の中の水を抜き取る)という作業を行ってから、溜まった水を翌日、翌々日に採水。

9回目、10回目はパージを行った当日、翌日の水を採水。

パージを行った直後だと、不純物が混ざって数値が異常に高くなる可能性もあるとか。

とりあえずどっちの方法でも国のガイドライン的には問題ないらしいのですが、そもそも調査方法が違う数値を比較してもそこまで意味がなさそうですよね…。

豊洲市場・最終調査の結果、なぜ有害物質の数値が上昇したのか?

じゃあ今度は「なぜわざわざ調査方法を変更したのか?」となりますが、9回目は1~8回目と異なった業者に調査を依頼したようです。

「業者が変わったため採水方法も変わってしまった」とか「都の職員からそういう指示があった」という記事も目にしましたが、イマイチ真相はよく分かりませんでした。

ちなみに調査を依頼する業者はその都度入札で決めており、毎回同じ業者という訳ではありません。

まあ調査費用って1,000円、2,000円の世界ではない(なんと過去9回分で約65億!)ので、公平性という面で入札で決めるのは仕方ないとは思います。

そして確かに②の地下水管理システムを稼働させ始めてから、数値が変わったのなら、その影響の可能性も当然考えられます。

ですので、調査結果自体に間違いはなく、さすがに故意に数値を改ざんしていた…とまでは考えにくいのではないでしょうか。

「地下」と「地上」は別?!

今後の豊洲市場問題の動向が気になる所ですが、専門家会議の平田座長の話によると、とりあえず「地上は大気の実測値を見ても安全。」だそうです。

「え?基準値越えの有害物質が見つかっても大丈夫なら、最初から移転すれば良かったんじゃ…。」って思わずツッコミたくなりましたが、何かと食の安全にうるさい時代ですし、そう簡単にはいかないんでしょうね。

もうここまでくれば移転にしても、中止にしても、炎上してしまいそうな予感…。

どういう結果に落ち着くのか気になる所です。

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