「化学兵器」の使用の疑いもあると報道されている「シリア内戦」。最近ではアメリカ軍による攻撃もニュースになる事が多いですが、なぜこんなに長い間、問題は解決出来ないのでしょうか。そもそも内戦が始まった原因は何?アメリカ介入の理由なども含めてわかりやすく解説していきたいと思います。

日に日に緊張感が増しているような気もしますが、早く平和になって欲しいですよね。

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シリア内戦の原因をわかりやすく解説!

シリアの内戦と言えば、一時期では「イスラム国」の事ばかり取り上げられていたような気もします。しかしロシアが空爆したり、アメリカが空爆したり、一体何が理由で、誰が正しいのかよく分からなくなってきました…。ですので、一度最初の発端から出来るだけ簡単にまとめてみたいと思います。

シリア内戦の発端は?

そもそもシリアの内戦は何が始まりだったのでしょうか。簡単に流れを見ていくと、

  1. 北アフリカ・中東のアラブ諸国(シリア・チュニジア・リビアなど)では長らく独裁政治が続いていた
  2. 2010年12月にチュニジアで民主化運動(ジャスミン革命)が起こる
  3. それに影響されてアラブ諸国に民主化運動が広がる(いわゆるアラブの春と呼ばれる運動)
  4. 当然シリアにも「アラブの春」の影響を受けて民主化運動が広がる
  5. アサド政権(シリア政府)VS反政府軍の戦いが始まる
  6. アサド政権が優勢で、早々に戦いは終わると思われた
  7. しかし「アサド政権を応援する国」「反政府軍を応援する国」がそれぞれ援助を始める
  8. この内戦のどさくさに紛れて「イスラム国」が自分たちで国を立ち上げるという話も出てくる
  9. 今もまだ戦いが終わっていない状態

というような感じです。

元々は「独裁国家を倒そう!」という運動から始まっていたのですね。

私は独裁国家に住んだ事がないので、実際の市民の生活はよく分かりませんが、自分たちばかり苦しい思いをして、政府の人だけ優遇される状態がずっと続いているのであれば、ストレスが溜まるのも当たり前かも。

シリア内戦の原因は?

ちなみにシリアはアサド政権の方が優勢で、民主化運動自体は失敗に終わりそうだったようです。まあ助けてくれる国が出てきたのは良かったのですが、もうかれこれ6年以上も続いてしまっています!本当に長い戦争ですよね。

シリア内戦の現状

シリア内戦の発端は「アサド政権VS反対派」だったのですが、それに加えて宗教の派閥でも揉めたり、と色々と話が大きくなってきている状態。一向に終わりが見えません。

しかしとりあえず、今シリア内戦は大きく分けて3つのグループで戦っています。

  1. アサド政権を支持する国【イラン、中国、ロシア、北朝鮮など】
  2. 反政府軍を支持する国【アメリカ、イスラエル、トルコ、フランス、サウジアラビアなど】
  3. イスラム国

何となくこのグループ分けを見てみると、今の世界情勢を表しているようにも思えますよね。

お互いの利害関係が一致している物同士が組んでいるような気もします…。

ちなみに「国連が間に入って何とか戦争を終わらせる事は出来ないのか?」という素朴な疑問を持つ人もいるかもしれませんが、「拒否権」という制度があって、国連・安全保障理事会の常任理事国(アメリカ・イギリス・フランス・中国・ロシア)のうち一か国でも「NO」と言えば、何も出来ません。

上記のグループ分けを見れば分かる通り、まとまる訳がなさそうです。「多数決じゃダメなんですか?」と思わず言いたくなりますね。

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アメリカ介入理由は?

ずばりアメリカがシリアの内戦に介入している理由は…様々な見解がありますが、

  1. アサド政権による毒ガス使用が発表されたため
  2. シリアはイランと仲良しで共に反米国家だから
  3. シリア&イランを倒す事で、「中東の石油」を手に入れる→「中東の石油」に頼っている国々をコントロールしやすくなる
  4. シリアと仲良しのロシアへのけん制

などなど。一応表向きは「①の毒ガス兵器の使用」がシリア介入のメインの理由となっているようですね。

つい最近も「アサド政権によって猛毒サリンを用いた化学兵器が使用された」とのニュースがありましたが、民間人まで犠牲になっており、「さすがにこれはひどい!」と憤りを覚えた人も多いのではないでしょうか。

確かにアサド政権を攻撃する正当な理由とも言えます。

しかしアサド政権側は「アメリカが攻撃を正当化するためのでっち上げだ!」と言っていますが…(゚A゚;)

シリア内戦にアメリカが加入する理由は?

で、それ以外の理由ですが、まず②は反米国家という事で、また9.11みたいな反米テロを起こされたりすると困りますし、早めに潰しておきたいというのも分かります。

③ですが、まだまだ石油に頼っている国は沢山あります。日本も例外ではないですよね。石油の輸入を全てストップされるような事態になれば、経済に大打撃!というか、たちまち暮らしていけなくなるような気もします…。

そしてもちろん中東からの石油輸入に頼っている国の中には「中国」も含まれています。

つまり遠まわしに中国へのけん制でもあるのかな?

最後に④ですが、アメリカとロシアが仲が悪い事は今に始まった訳ではないですけどね。

まとめ

シリア内戦について詳しく調べてた事がなかったのですが、かなり複雑な状態になってきているのが分かりました。

色々な国が口出ししてきて、シリア内戦ではなく、「代理戦争」と呼ばれているのにも納得です。

端的に言うと、アメリカや中国、ロシアが直接戦争をする訳にはいかないので、シリア内戦を利用してるって事ですね。

結末はどうなるのでしょうか…。本当に早く解決してあげて欲しいです。

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